「自分はクリエイティブじゃないから」と思っている人へ

「自分はクリエイティブじゃない」と思っている人は多いでしょう。今回は、そんな人が自分の創造性に自信を持つ方法についてご紹介します。

取り上げるのは、デビッド・ケリーのTEDトークです。

TEDに関しては、非常に有名なのでご存じの方も多いと思います。アメリカの非営利団体で、毎年大規模なカンファレンスを開催しています。学者やエンターテイナー、デザイナー、ビジネスマンなど、実に多様な職種の人々が、優れたアイデアを広めるためのプレゼンテーションを行っています。

TED – Wikipedia

そしてデビッド・ケリーさんですが、彼はデザイン会社IDEOの創設者であり、デザイナー、エンジニア、スタンフォード大学教授といった多彩な経歴の持ち主です。

この講演は「自分のクリエイティビティに自信を持つ方法」と題され、2012年に発表されました。その中で、ケリーさんは3つの大事な話をしました。

まず1つ目。子供時代、ケリーさんの親友のブライアンが創作に取り組んだときのこと。ブライアンさんは粘土で馬を作ろうとしましたが、同じテーブルにいた女子に酷評されて自信を失い、それ以来、二度と創作に手を出すことはありませんでした。これと同じようなことが、あちこちで頻繁に起こっているだろうとケリーさんは言います。

2つ目は、心理学者のバンデューラさんから聞かされた話です。ケリーさんは、バンデューラさんから、ヘビを使って恐怖症を治す話を聞きました。バンデューラさんは、被験者たちを段階的なステップを踏んでヘビに慣れさせることで、最終的に彼らがヘビに触れても平気な状態にまで持っていきました。このプロセスは「案内付きの習得」と呼ばれますが、別の効果として、ヘビに触った人たちは、ほかのことについてもあまり不安を持たないようになりました。小さな成功を積み重ね、恐れていたものに馴染むことで、新しい自信を手にしたのです。

これら2つの話を総合しましょう。人がクリエイティブな行為を止めてしまうのは、自分が作ったものを誰かに否定されるのが怖いからです。しかし、「案内付きの習得」によって成功体験を積み重ねていけば、自分の創造性にも自信を持つことができるようになります。そうすれば、クリエイティブなことに挑戦できるでしょう。

最後に、ケリーさんは大事なことを語りました。

生まれつきクリエイティブな人と、そうでない人がいるという考えを止め、みんなに天賦のクリエイティビティがあるのだと気付いてほしいのです。

「自分はクリエイティブな才能がないから……」とあきらめることはないのです。ヘビに慣れるように、自分がやれることを1つずつ行い、小さな成功を積み重ねていけば、必ず道は開けるでしょう。

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