Quipのシンプルさはある点でWordに勝る

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「Wordは重くて使いづらい」。そう感じたことはないでしょうか? マイクロソフト社の象徴的製品であるWordは、圧倒的なシェアを誇り、多くの機能が搭載されています。しかし、その機能の多さが足枷になっている部分があるのも事実です。

凝ったドキュメントを作成するのならともかく、簡単な文書を作成するのであれば、別のサービスを使ったほうが手軽で便利です。たとえば、「Quip」とか。

Quipの概要

Quipはドキュメントを作成・共有するためのサービスで、現在はセールスフォース社が運営しています。Wordよりも機能がしぼられているぶん、動作が軽く、使いやすいです。また、オンラインで文書を自動同期するシステムのため、PC、スマホの両方で作業をすることができます。

文書だけでなく、スプレッドシートを作成することもできます。

なにより一番の特徴は「リアルタイム性」です。Quipにはチャットシステムが同梱されているため、文書を編集しながらチームメイトと相談することができます。さらに編集履歴も簡単に遡れます。

スピード・自動同期・共同作業。この3点がQuipの大きな特徴です。

参考 Quip ツアーQuip公式サイト

ライブ配信アプリと豊富な出力先

最近になって、Quipに「ライブ配信アプリ」という機能が実装されました。これは、ドキュメント内にちょっとした機能(アプリ)を付与することができる、というものです。

アプリの種類は、カンバンボードやプロセスの進捗バー、カレンダーなどがあります。言葉だけでの説明ではわかりにくいと思うので、以下の公式動画も参考にしてください。

これらのアプリを駆使することで、複数人でのプロジェクトの進行を簡単に行うことができます。

また、Quipは文書を別のフォーマットで出力することができます。メニューの「文書」から「エクスポート」を選ぶと、出力先を指定できます。PDFやマイクロソフトのWord形式にも対応しているので、もし先方から「Wordで共有してください」と言われても困ることはありません。

ブログ投稿で便利なのが、Markdown形式でのエクスポートです。出力先で「Markdown」を選ぶと、自動で文書全体がクリップボードにコピーされます。このとき、コピーされた文書は見出し等も含めてMarkdown形式になっています。これをそのままブログサービスの投稿欄にペーストすることで、すぐに記事を投稿できます。

これのなにが便利なのかというと、要するにQuip上でブログ記事の完成図を確認しながら執筆できる、ということです。テキストエディタで記事を書く場合、画像の貼り付けができないわけですが、Quipならばドキュメント上に画像を貼ることが可能です。しかも、ほかのドキュメント作成サービス(Word等)と違って、Quipは動作が早い。つまり、テキストエディタとWordのちょうど中間あたりをQuipは担っているわけです。

QuipがWordよりも勝っているところ

「素早く文書を作成したいが、テキストエディタでは機能が少なすぎて駄目」。そういうとき、Quipはとても便利です。Wordよりも機能が少ないですが、スピード・自動同期・共同作業という点ではQuipのほうが勝っています。これはひとえに、Quipのシンプルさがもたらす体験です。

なお、Quipと似たようなサービスに、Dropbox社の「Paper」というドキュメント作成サービスがありますが、こちらはまだ発展途上という感じです。ドキュメントの履歴の確認しやすさや出力先の選択肢、なにより上述の「ライブ配信アプリ」などの点から、現時点ではQuipのほうに軍配が上がります。

ここまで簡単に説明してきましたが、やはり実際に使ってみないことにはQuipの良さはわからないと思います。基本機能が無料で使えるサービスですので、まずは以下のリンクから、試しに使ってみてください。

参考 Quip 文書、スプレッドシート、チャット – すべて1カ所に

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