「書く苦しみ」はフリーライティングで克服する

日頃から文章を書いている人なら、誰でも一度は「書く苦しみ」を味わったことがあるでしょう。何か書かなくてはならない。でも、何を書いたらいいのかわからない。頭を働かせてみても何ひとつ思い浮かばず、そのうち嫌気が差してくる──そんな状況を「ライターズ・ブロック」といいます。

このライターズ・ブロックを克服する方法が、実はあります。それが「フリーライティング」と呼ばれる手法です。

フリーライティングは、「ノンストップライティング」とも呼ばれます。

やり方はいたって単純、5分〜10分程度(時間は自由に決めていい)、内容は無視して、とにかく思いつくままに書いていきます。

注意点は、書いている最中は絶対に立ち止まってはならないことです。何も書くことがなくなったら、「何も思い浮かばない」とそのまま言葉にします。同じ言葉を連続で書いてもいいです。とにかく、制限時間いっぱいまで、頭に浮かんだことを書いていきます。

制限時間がきたら、それまでに書いたものを見直します。その中で、自分が本来書こうとしていたテーマに合致するものをピックアップし、文章を組み立てていきます。以上が、フリーライティングのやり方です。

文章を書くとき、人間は頭の中で「言葉を生み出すこと」と「文章を組み立てること」を同時に行っています。前者が純粋な創造であるのに対し、後者は批評(レビュー)と呼ばれる行為です。これらふたつの事柄を同時に行っていることが、文章を書く際に行き詰まってしまう原因なのです。

そこで、言葉を創造するプロセスと、文章を批評するプロセスをはっきり区別してしまおう、というのがフリーライティングの根幹に当たります。

この手法が優れているのは、「まずなんでもいいから書いてみる」という段階を経ることで、書く前の抵抗感をなくし、勢いをつけることができる点です。そのため、批評の段階にいたっても、特に苦もなく執筆を続けることができます。

「書く苦しみ」にぶつかった際は、フリーライティングを試してみましょう。きっと突破口になるはずです。

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